ネーポン復活計画
ネーポンというのは1955年に開発された、今は亡き、(><)幻の清涼飲料水です。とはいっても2007年までは製造されていおりました。で、今回どう〜してもネーポンが飲んでみたくなってしまったという事で、私、田中は、2015年の春か夏くらいをめどに復活計画をたてております。
ネーポンと私の出会い
で、私はどういう人間かというと、田中という個人です。(故人ではない。)
どっちかいうと、大阪に住んでる、あほと親しみを込めて言われるタイプの、男性の人間です。
自分で親しみあるとか言うてるのではなく言われるのだ。女子にもモテモテ。
(確か天才と言われた画家のダリは、自らを天才と呼ぶ事により、天才になるのだというような理論を言ってた。ここで自らを嘘でも女子にモテモテという事により、モテモテな自分を実現するのだ。)
なんで僕とネーポンが関係あるかというと、僕は小さいときに、玉造のアジアコーヒに行って、ネーポンを飲んだ事があるくらいの、ただたんにくだらないことが好きな中学生かなにかでした。高校生かも。
アジアコーヒで瓶持ち帰り1000円といわれ、それでもなお、瓶ごと買うくらいにネーポンの魅力にはまっていたのでした。「たけしさんまの世界超偉人伝説」で紹介された「ネーポン」というのは子供のぼくらには衝撃的すぎたのでした。
んで、大人になり、(2005年くらい。)そのとき付き合ってた彼女とネーポンの話をして、「ネーポンまた飲みたいな。でもアジアコーヒ もうねえし。」みたいな話をしてて、その彼女がネーポンの製造元、神戸のツルヤ食料品研究所を探してくれたのでした。二人で阪神電車に乗って、新開地に着き、
工場に行くと、ツルヤの工場の上田安子さん(上田安子服飾専門学校 とは関係なし。以下おばちゃん)がいました。
田中「ネーポン飲みに来ました。」
おばちゃん「そうかいそうかい。」的な反応。
ガラスコップに入れてくれる。
田中「美味しいねえ。」
元彼女「うんうん。」
おばちゃん「ネーポンもう辞めるで。」
田中「え。どういう事っすか。」
おばちゃん「こんなんな、儲かれへんねん。しんどいわ。」
田中「んー。ネーポンうまいけどな。」
おばちゃん「売れへんねんもん。しゃあない。」
田中「ふーん。」
おばちゃん「他に甘酒とか作ってるからなんとかやってるけどな。」的な話。
(銀座甘酒、元祖瓶詰めぜんざいと、あと神戸の地ジュース「Apple」も製造してた。)
ツルヤの工場から外にでて、彼女と他の喫茶店でコーヒー飲みながら、
「ネーポン辞めてほしくないなぁ。ネーポンうまい。飲みたい。」的な会話。
そして意を決して、喫茶店で落書きして、こうやったらネーポン売れるんちゃうんかみたいな案を色々書いて、
おばちゃんの待つ(待ってないけど)工場へ、いざ持って行く。
おばちゃん「こんな金かかるのできるか!!」的な冷めたというか怒ったような反応。確か缶ジュースでネーポン出して全国で売りましょうや的な、めちゃくちゃな意見を僕、出してた。
ネーポンをネットで売ってみる。
そこでたしかおばちゃんが言ったまともな台詞が、
おばちゃん「とりあえず今あるネーポンを売ってみろ。」的な台詞。正確ではないので【的な】にしてますが、以後省略。
田中「分かりました。(当時ネットで衣料販売をする会社で働いてた田中。)ネットでちょっと売らせてください^^」
元彼女「しんやくんは信用できるんで任せてあげてください。」
今思えばこの、元彼女の台詞が、僕に力を与えてくれて、後押ししてくれたんだと思います。
いい彼女だったなと思う。そう思ってくれてるって思ったら元気出るもんね。
そしてさっそくYahoo! JAPANオークションでネーポンを出品し始めたのだった。
確か、ネーポンギフトセットというのを作り、(続く。)
作ってくれるなら誰かお願いします。あとギャラはちゃんとください。
ネーポンキャンディの時は値切られたし、これ以上ギャラ出すと製品作れないですよ。みたいな事、
営業の人だったかな。初めて話したような人だったけど、そこまで言われたから、相当貰えるのかと思ったが、受け取ったギャラは3ヶ月で合計5万円くらい。
キャンディ試作品のために名古屋の工場赴いて、古いネーポン持って行ってさ、電車賃かけて。
んで古いネーポン工場の人と飲んで、「こんな味だったんですね。」って言ってくれて味が決まっていった。
それまで試作品として送られて来たのは、もうイメージだけで作られて送られて来てたので。
そっから後、ギャラの話になって、そっからの営業の人間と話すのは苦痛だった。
なめられてる感。
結局ギャラは安かったけど、キャンディが作れて、ツルヤのおばちゃんとかが喜んでくれたんは良かった。
それは感謝してる。
でも、やっぱネーポン飲みたいし、作りたいな。あの味は結構懐かしさってだけじゃなくて、ほんまに美味しいと思う。飲まれへんようになって余計思うけど。なっちゃんでもないしバヤリースでもない。
またネーポン飲みたいってそういう声があるうちに頑張らねばと思う。
あとツルヤのおばちゃんが元気なうちに!!
これは重要だった。
キャベ焼きの店みたいにネーポンの店作ろうかな。